アカントアメーバ角膜炎【アカントアメーバかくまくえん】
アカントアメーバ角膜炎とは、数多くいる単細胞生物の一種である
アカントアメーバが上の図でいうと左側の黒目の表面にある
角膜に感染(寄生)して起こる非常に珍しい病気です。
アカントアメーバ角膜炎になったときの症状初期段階では、視力が少し下がり、目やにが多くでるようになります。
段階が進むにつれて、視力がどんどん下がっていき、
目に痛みを感じるようになり、さらには白目の充血も
かなりひどくなります。
まぶたがはれる場合もあります。
多くは片目に起こる病気です。
目の病気の感染症では、重い方にあたります。
「角膜ヘルペス」という目の病気と症状が似ているので、
専門の眼科の先生でも早期の診断が難しいとされているようです。
アカントアメーバ角膜炎になる原因コンタクトレンズをきちんと扱っていなかったり、
汚染された水や土との接触で発症します。
アカントアメーバ角膜炎になる方々の80%がコンタクトレンズを
使用していたことがわかっています。
アカントアメーバは大きさが1/50ミリの単細胞生物の一種で
水や土の中に数多く存在しています。
つまり、常に接しているわけです。
ですが、通常であれば角膜にアカントアメーバがついても、
アカントアメーバは感染力が低く、涙で洗い流されていました。
ここで、コンタクトレンズが問題になってきます。
コンタクトレンズをきちんと洗浄液で洗わなかったり、
保管している容器の液体を長期間変えないままにしていると
コンタクトレンズの表面に小さい汚れがついたままになってしまうのです。
で、そのコンタクトレンズの汚れが、コンタクトをつけているときに
私たちの目の角膜に、目に見えない小さな傷をつけてしまいます。
そうなると、その小さな傷にアカントアメーバが感染(寄生)します。
感染してしまったら、そのままではどんどんアカントアメーバの数が
ふえていきますので、
目の状態もそれと同時に悪くなっていきます。
アカントアメーバ角膜炎の検査方法まず、間違いなく大学病院の眼科でしか診断できません。
病院で目の表面や目の奥を見る検査を行います。
その後で悪くなっている方の目を綿棒でこすり、
菌を採取してから、それを検査します。
アカントアメーバ角膜炎の治療方法
アカントアメーバを殺す薬がないため、抗菌薬(目薬名:タリビット)を
使いますが、
それでも、アカントアメーバが減らない場合は
角膜表面を手術で少しずつ削っていきます。(数回削ることもあります)
それでも、減らない場合は今現在は角膜移植をするしかないようです。
もし、順調にアカントアメーバが減っていったとしても、
目の視力が戻ることは保証できませんし、
病院で治療しなくて良い状態になるまでに、数ヶ月かかります。
それだけ感染の強いものだということです。
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